IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division

  • 正常尿管
  • 移行上皮癌(膀胱癌)
  • ブレンナー腫瘍(卵巣腫瘍)
  • 移行上皮乳頭腫(内反型)

保管温度2~8℃

用手法用

UroplakinⅢUroⅢ

■動物種:マウス
■クローン名:AU1
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1
■使用目的:組織・細胞中のウロプラキンⅢの染色。研究用としてのみ使用すること。

 

スクロールで確認できます→

■抗原賦活の記号
 熱処理:H、酵素処理:P、処理なし:-

体外診/
研究用
コード 品名 包装 価格(円)
(税抜)
抗原
賦活
  電子
添文
使用
説明書
SDS
研究用 413401 抗ウロプラキンⅢモノクローナル抗体 希釈済
50テスト
(6mL)
58,000 P  

用手法用

ヒストステイナー用

ヒストステイナーAT用

※弊社へお問い合わせください

特異性及び抗原分布

ヒトウロプラキンⅢ(Uroplakin Ⅲ)と特異的に反応する。ウロプラキンⅢは分子量約47kDaの膜糖タンパク質で、ウロプラキンⅠa、Ⅰb、Ⅱとともに尿路系上皮を形成する移行上皮の被覆細胞であるアンブレラ細胞の形成に関与し、尿路上皮の分化に対する特異的マーカーであることが示されている。正常ではヒト腎盂、尿管、尿道、膀胱などの移行上皮の細胞表面に強い染色がみられる。腫瘍では移行上皮癌の60%に発現がみられるが非移行上皮系の癌には発現がみられない。移行上皮癌や卵巣腫瘍の中で移行上皮が関与しているブレンナー腫瘍、移行上皮癌と乳頭腫(内反型)の区別にも役立つ。また、転移性の由来が不明な癌組織において尿路系の癌のマーカーとして有用である。

文献

(1) Sanjay L., et al:Am J Surg Pathol 27 (11):1434-1441, 2003
(2) LIANG. FX., et al:Biochem J. 355:13-18, 2001
(3) Ina R., et al:Virchows Arch 438:181-191, 2000
(4) Ping H., et al:The Journal of Biology 151:961-971, 2000
(5) Olaf, K. , et al:Am J Clin Pathol 113:683-687, 2000
(6) Rok R., et al:Histochem Cell Biol 109:263-269, 1998
(7) Roland M., et al:American Journal of Pathology 147 NO.5:1383-1397, 1995
(8) Xue-Ru W., et al:The Journal of Biological Chemistry 269:13716-13724, 1994
(9) Xue-Ru W., et al:Journal of Cell Science 106:31-43, 1993

TOP