IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division

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用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用

SSTR2Somatostatin receptor type 2

■動物種:ウサギ
■クローン名:EP149
■抗体のクラス/サブクラス:Rabbit IgG
■使用目的:組織・細胞中のヒトSSTR2の染色。研究用としてのみ使用すること。

 

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■抗原賦活の記号
 熱処理:H、酵素処理:P、処理なし:-

体外診/
研究用
コード 品名 包装 価格(円)
(税抜)
抗原
賦活
  電子
添文
使用
説明書
SDS
研究用 418141 抗SSTR2ウサギモノクローナル抗体 希釈済
50テスト
(6mL)
52,000 H  
研究用 718141 抗SSTR2ウサギモノクローナル抗体(ヒストステイナー用) 希釈済
60テスト
(12mL)
H  
研究用 AT1814-1 抗SSTR2ウサギモノクローナル抗体(AT 用) 希釈済
50テスト
(6.5mL)
H  

用手法用

ヒストステイナー用

ヒストステイナーAT用

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特異性及び抗原分布

ヒトソマトスタチンレセプター タイプ2a(Somatostatin receptor type 2a; SSTR2a)と特異的に反応する。ヒトソマトスタチンレセプター(SSTR)はほとんどの神経内分泌細胞に存在し、SSTR1、2a、3、4、5のサブタイプが存在する。(9, 10) SSTR2aは、ソマトスタチン14やソマトスタチン28と結合する7回膜貫通型のGタンパク共役型レセプターの1つ(1)であり、神経伝達や内分泌の制御,細胞増殖の阻害などに関与している(10)。正常では神経内分泌細胞に反応がみられる。腫瘍では、多くの神経内分泌腫瘍に反応がみられる。高分化型では陽性率が79%であるが、低分化型では44%であり、分化度によって異なる。(6) ガストリオーマ100%(33/33)、インスリノーマ58%(21/36)、カルチノイド86%(30/35)の陽性率を示すとの報告がある。(5) また、乳癌やリンパ腫でも反応がみられることがある。(2, 3, 4) Neuroendocrine tumors(NET)の検査として、シンチグラフィーがあるが、その結果とSSTR2aの細胞膜への染色との間には、高い相関性が認められる。(5, 6, 8)

※:神経内分泌細胞に由来する腫瘍の総称。
2010年にWHO分類にて、低~中悪性度の高分化型の腫瘍は、神経内分泌腫瘍(NET:Neuroendocrine tumor)、悪性度の高い低分化型の腫瘍を神経内分泌癌(NEC:Neuroendocrine carcinoma)と大きく分類されている。NETは、さらにG1(Grade1)とG2(Grade2)の2つに分類されている。

文献

(1) Yamada Y., et al.: Proc Natl Acad Sci U S A, 89, 251-255, 1992
(2) Taylor JE., et al.: Peptides 15, 1229-1236,1994
(3) Reubi JC., et al.: Cancer Res 54, 3455-3459,1994
(4) Reubi JC., et al.: Am J Pathol 153, 233-245,1998
(5) Kulaksiz H., et al.: GUT 50, 52-60, 2002
(6) Volante M., et al.: Mod Pathol 20: 1172-1182, 2007
(7) Fischer T., et al.: J Clin Endocrinol Metab 93: 4519-4524, 2008
(8) Amani A., et al.: J Clin Oncol 26: 963-970. 2008.
(9) Herbert A.S., et al.: Neuroendocrinology 95: 232-247, 2012
(10) Gou M., et al.: Acta Histochem. Cytochem. 45: 167-176, 2012

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