IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division
保管温度2~8℃
用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用
SOX10Sry-related HMG-Box gene 10
■動物種:マウス
■クローン名:BC34
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1
■使用目的:組織・細胞中の SOX10 の染色。研究用としてのみ使用すること。
スクロールで確認できます→
用手法用
ヒストステイナー用
ヒストステイナーAT用
※弊社へお問い合わせください
特異性及び抗原分布
ヒトSOX10(Sry-related HMG-Box gene 10)タンパクと特異的に反応する。SOX10は、神経堤および末梢神経系やメラニン色素産生細胞の発達に重要な役割を持つ転写因子である(6)。正常では、メラニン色素産生細胞、シュワン細胞、オリゴデンドログリア細胞(乏突起膠細胞)、気管支腺・唾液腺・乳腺の筋上皮細胞などの核に反応がみられる(1),(3),(4),(6)。腫瘍では、悪性黒色腫や末梢神経鞘腫瘍・神経膠腫・唾液腺腫瘍・乳癌の一部などにおいて反応がみられる(3),(4),(5),(6),(7)。特に悪性黒色腫、末梢神経鞘腫瘍に、感度・特異性が高く、これらの腫瘍の判定に有用である(1), (2) ,(4), (6), (7)。
注)SOX10 が発現している細胞では、核の他に細胞質に弱い染色がみられる場合がある。
文献
(1) Nonaka D, et al. Am J Surg Pathol. 32(9):1291-8. 2008
(2) Karamchandani JR, et al. Appl Immunohistochem Mol Morphol. 20(5):445-50. 2012
(3) Cimino-Mathews A, et al. Hum Pathol. 44(6):959-65. 2013
(4) Ordóñez NG. Adv Anat Pathol. 20(4):275-83. 2013
(5) Mohamed A, et al. Appl Immunohistochem Mol Morphol. 21(6):506-10. 2013
(6) Tacha D, et al. Arch Pathol Lab Med. 139(4):530-6. 2015
(7) Miettinen M, et al. Am J Surg Pathol. 39(6):826-35. 2015
食道