IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division

  • 中皮腫(上皮型)
  • 中皮腫(肉腫型)

保管温度2~8℃

用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用

Sialylated HEG1sialylated protein HEG homolog 1,シアル化HEG1

■動物種:マウス
■クローン名:SKM9-2
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1
■使用目的:組織・細胞中のシアル化 HEG1 の染色。研究用としてのみ使用すること。

■資料
リーフレット

スクロールで確認できます→

■抗原賦活の記号
 熱処理:H、酵素処理:P、処理なし:-

体外診/
研究用
コード 品名 包装 価格(円)
(税抜)
抗原
賦活
  電子
添文
使用
説明書
SDS
研究用 418231 抗シアル化HEG1モノクローナル抗体(SKM9-2) 希釈済
50テスト
(6mL)
42,000 H  
研究用 718231 抗シアル化HEG1モノクローナル抗体(SKM9-2)(ヒストステイナー用) 希釈済
60テスト
(12mL)
H  
研究用 AT1823-1 抗シアル化HEG1モノクローナル抗体(SKM9-2)(AT用) 希釈済
50テスト
(6.5mL)
H  

用手法用

ヒストステイナー用

ヒストステイナーAT用

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特異性及び抗原分布

ヒトシアル化HEG1(Sialylated HEG1)タンパク質と特異的に反応する。シアル化HEG1は、HEG1(分子量約150kD)のN末端側の細胞外ドメインに存在する長いSer/Thr(セリン/スレオニン) rich領域に多数のシアル化O型糖鎖が結合した膜型ムチン様タンパク質である。本抗体は、Ser/Thr rich領域内のシアル化された893SKSPSLVSLPT903の配列を認識する。シアル化HEG1の機能は不明であるが、特に悪性中皮腫細胞の細胞膜や細胞質に発現がみられる。悪性中皮腫では感度92%、特異度99%で発現がみられ、既知の中皮腫マーカーより、感度、特異度が高いことが報告されている。(1) 正常組織では、ほとんど発現はみられないが、毛細血管内皮や反応性中皮細胞などに発現がみられる場合がある。悪性中皮腫において、シアル化HEG1の発現の有無を既知の中皮腫マーカーと同時に検出することは、中皮腫の判別の信頼性を更に高めるうえで非常に有用である。

文献

(1) Tsuji S, et al. Scientific Reports, 7:45768, 2017

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