IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division
保管温度2~8℃
用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用
IgG4Immunoglobulin G4
■動物種:マウス
■ クローン名:HP6025
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1κ
■使用目的:組織・細胞中の IgG4の染色。研究用としてのみ使用すること。
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特異性及び抗原分布
ヒトimmunoglobulin G4 (IgG4)と特異的に反応する。ヒトIgG1、IgG2、IgG3とは反応しない。IgGは免疫グロブリンのクラスの1つで、分子量は150kDaである。ヒトのIgGにはIgG1、IgG2、IgG3、IgG4の4つのサブクラスが存在する。ヒト組織中の正常および腫瘍性の形質細胞の細胞質に局在するIgG4を検出できるが、結合組織や血管内にみられる細胞外 IgG4も同時に染色される。IgG4関連疾患(IgG4-related disease)では、IgG4陽性形質細胞の多数の浸潤がみられる。既知の各臓器炎とIgG4関連疾患(自己免疫性膵炎、硬化性胆管炎、他多数)との区別や、各腫瘍とIgG4関連疾患(炎症性偽腫瘍)との区別に有用である。
文献
(1) S. Kitagawa, et al:Am J Surg Pathol. 29:783-791, 2005
(2) Lyun D. Cornell., et al:Am J Surg Pathol. 31:1586-1597, 2007
(3) Wah C., et al:Am J Surg Pathol. 32:671-681, 2008
(4) H. Yamamoto, et al:Am J Surg Pathol. 33:1330-1340, 2009
(5) Liegl B., et al:Am J Surg Pathol. 33:1713-1719, 2009
食道