IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division
保管温度2~8℃
用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用
Glypican-3GPC3
■動物種:マウス
■ クローン名:1G12
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1
■使用目的:組織・細胞中のグリピカン3抗原の染色。研究用としてのみ使用すること。
スクロールで確認できます→
用手法用
ヒストステイナー用
ヒストステイナーAT用
※弊社へお問い合わせください
特異性及び抗原分布
ヒトグリピカン3(Glypican-3:GPC3)と特異的に反応する。グリコシルフォスファチジルイノシトール(GPI)アンカーにより細胞膜に結合している約60kDaの糖タンパク質である。細胞の細胞質(発現量により弱~強染色となる)および細胞膜に反応が見られる。正常では、胎児期の肝細胞にみられるが成人肝細胞では発現はみられない。腫瘍では、肝細胞癌(Hepatocellular carcinoma:HCC)、肝芽腫、メラノーマ、精巣胚細胞性癌、ウィルムス腫瘍等に発現がみられる。特に、肝硬変や形成異常小結節や癌化した肝細胞腺腫(hepatic adenoma:HA)のような限局病変肝よりもHCC組織に高い発現がみられる。肝臓癌の腫瘍マーカーとして有用である。
文献
(1) Filmus J., et al:J Clin Invest. 108:197-501, 2005
(2) Yamauchi N, et al:Mod Pathol. 18:1591-1598, 2005
(3) Wang XY, et al:Hum Pathol. 37(11):1435-1441, 2006
(4) Libbrecht L., et al:Am J Surg Pathol. 30(11):1405-1411, 2006
(5) Kandil D., et al:CANCER 111(5):316-322, 2007
(6) Di Tommaso L., et al:HEPATOLOGY 45:725-734, 2007
(7) Caston Wanda M. P., et al:Am J Surg Pathol. 32:433-444, 2008
(8) Zynger DL., et al:Hum Pathol. 39(2):224-230, 2008
(9) Anatelli F., et al:Am J Surg Pathol. 130:219-223, 2008
(10) Shafizadeh N., et al: Mod Pathol. 21(8):1011-1018, 2008
(11) Ligato S., et al: Mod Pathol. 21(5):626-631, 2008
食道