IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division

  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌

保管温度2~8℃

用手法用 ヒストステイナー用

FBXO22F-box protein 22

■動物種:マウス
■クローン名:Fo-22
■アイソタイプ:IgG1, κ
■使用目的:組織・細胞中のヒトFBXO22タンパク質の染色。
ホルマリン固定パラフィン包埋切片の免疫染色に使用できる。
研究用としてのみ使用すること。

■資料
リーフレット

スクロールで確認できます→

■抗原賦活の記号
 熱処理:H、酵素処理:P、処理なし:-

体外診/
研究用
コード 品名 包装 価格(円)
(税抜)
抗原
賦活
  電子
添文
使用
説明書
SDS
研究用 418521 抗FBXO22モノクローナル抗体(Fo-22) 希釈済
50テスト
(6mL)
48,000 H  
研究用 718521 抗FBXO22モノクローナル抗体(Fo-22)(ヒストステイナー用) 希釈済
60テスト
(12mL)
H  

用手法用

ヒストステイナー用

ヒストステイナーAT用

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特異性及び抗原分布

ヒトFBXO22(F-box protein 22)タンパク質と特異的に反応する。細胞の核に反応がみられる。SCFユビキチンリガーゼ複合体の基質認識サブユニットであるFBXO22は、KDM4A、KDM4Bなど標的となる基質のユビキチン化と分解を促進し、腫瘍の発生や抑制において役割を果たすと考えられている(1)(2)。正常では乳腺や肺、肝臓、子宮内膜などに発現がみられることがある(3)~(5)。腫瘍では、乳癌、肺腺癌、肝細胞癌などに発現がみられることがあり(3)~(5)、肺腺癌や肝細胞癌などでは、正常の組織と比べFBXO22の発現が高いことが報告されている(4)(5)。一方、エストロゲン受容体(ER)陽性かつヒト上皮成長因子受容体2型(HER2)陰性の乳癌においては、ERに結合するKDM4Bの分解を介して、FBXO22が抗エストロゲン薬(SERM)の機能の発揮に重要な役割を果たすことが示されており、Ki-67の発現やリンパ節転移の状態、腫瘍悪性度などの指標とは独立して、FBXO22の発現が低い場合に予後不良を予測する因子となることが報告されている(2)(3)
注) FBXO22が発現している細胞では、核の他に細胞質にも弱~中程度の染色がみられることがある。

文献

(1)Cheng J, et al. Emerging role of FBXO22 in carcinogenesis. Cell Death Discov. 2020 Jul 27;6:66.
(2)Johmura Y, et l. FBXO22, an epigenetic multiplayer coordinating senescence, hormone signaling, and metastasis. Cancer Sci. 2020 Aug;111(8):2718-2725.
(3)Johmura Y, et al. Fbxo22-mediated KDM4B degradation determines selective estrogen receptor modulator activity in breast cancer. J Clin Invest. 2018 Dec 3;128(12):5603-5619.
(4)Zhu XN, et al. FBXO22 mediates polyubiquitination and inactivation of LKB1 to promote lung cancer cell growth. Cell Death Dis. 2019 Jun 19;10(7):486.
(5)Zhang L, et al. FBXO22 promotes the development of hepatocellular carcinoma by regulating the ubiquitination and degradation of p21. J Exp Clin Cancer Res. 2019 Feb 26;38(1):101.

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