IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division

保管温度2~8℃

用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用

Cytokeratin5/6CK5/6

■動物種:マウス
■ クローン名:D5/16 B4
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1
■使用目的:組織・細胞中のケラチン/サイトケラチン5/6抗原の染色。研究用としてのみ使用すること。

 

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■抗原賦活の記号
 熱処理:H、酵素処理:P、処理なし:-

体外診/
研究用
コード 品名 包装 価格(円)
(税抜)
抗原
賦活
  電子
添文
使用
説明書
SDS
研究用 418081 抗ケラチン/サイトケラチン5/6モノクローナル抗体 希釈済
50テスト
(6mL)
46,000 H  
研究用 718081 抗ケラチン/サイトケラチン5/6モノクローナル抗体(ヒストステイナー用) 希釈済
60テスト
(12mL)
H  
研究用 AT1808-1 抗ケラチン/サイトケラチン5/6 モノクローナル抗体(AT 用) 希釈済
50テスト
(6.5mL)
H  

用手法用

ヒストステイナー用

ヒストステイナーAT用

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特異性及び抗原分布

ヒト組織中のタイプⅡ(塩基性)に属するヒトケラチン5(58kDa)およびヒトケラチン6(56kDa)と特異的に反応する。ケラチンは、分子量(MW)によって低分子/高分子に、等電点(pI)によって、タイプⅠ(酸性)、タイプⅡ(塩基性~中性)に分類される細胞質タンパク質である。ヒトケラチン5は、中皮細胞、重層上皮細胞、移行上皮細胞などで発現しており、中皮以外の単層上皮細胞、腺上皮細胞やほとんどの非上皮細胞で発現していない。また、ヒトケラチン6は、増殖期の扁平上皮細胞で発現している。腫瘍では、悪性中皮腫※,(2)、扁平上皮癌に反応がみられ、腺癌とは反応しないことから、上皮型悪性中皮腫と肺腺癌(3)(4)(6)、低分化型扁平上皮癌と腺癌(肺、乳腺、大腸、前立腺、転移性他)(7)(10)(11)のように形態による判別が困難な場合に有用な指標となる。また、乳腺腫瘍(5)(9)(12)や前立腺腫瘍(8)では、悪性度合の指標としても有用である。
※:上皮型や腺房様に分化した中皮腫では陽性率が高いが、肉腫型や混合型などでは陰性や弱陽性となることがある。

文献

(1) Roland M., et al:Cell 31:11-24, 1982
(2) Clover J., et al:Histopathology 31:140-143, 1997
(3) Ordóñez NG.:Am J Surg Pathol. 22:1203-1214, 1998
(4) Ordóñez NG.:Am J Surg Pathol. 22:1215-1221, 1998
(5) Otterbach F., et al:Histopathology 3793:232-240, 2000
(6) Cury PM., et al:Mod Pathol. 13:107-112, 2000
(7) Chu PG., et al:Mod Pathol. 15:6-10, 2002
(8) Abarahams NA., et al:Am J Clin Pathol. 120:368-376, 2003
(9) Lacroix-Triki M., et al:Virchows Arch. 442:548-554, 2003
(10) Reis-Filho JS., et al:Virchows Arch. 443:122-132, 2003
(11) Lin L., et al:J Cutan Pathol. 30:114-117, 2003
(12) Joseph T.R., et al:Hum Pathol. 37:787-793, 2006

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