IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division

保管温度2~8℃

用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用

Cytokeratin(34βE12)CK(34βE12),CK High M.W.

■動物種:マウス
■クローン名:34βE12
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1κ
■使用目的:組織・細胞中のヒトケラチン/サイトケラチン1、5、10、14の染色。研究用としてのみ使用すること。

 

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■抗原賦活の記号
 熱処理:H、酵素処理:P、処理なし:-

体外診/
研究用
コード 品名 包装 価格(円)
(税抜)
抗原
賦活
  電子
添文
使用
説明書
SDS
研究用 413721 抗高分子サイトケラチンモノクローナル抗体(34βE12) 希釈済
50テスト
(6mL)
34,000 H  
研究用 713721 抗高分子サイトケラチンモノクローナル抗体(34βE12)(ヒストステイナー用) 希釈済
60テスト
(12mL)
H  
研究用 AT1372-1 抗高分子サイトケラチンモノクローナル抗体(34βE12)(AT用) 希釈済
50テスト
(6.5mL)
H  

用手法用

ヒストステイナー用

ヒストステイナーAT用

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特異性及び抗原分布

ヒト組織中のヒトケラチン1(68kDa)、5(58kDa)、10(56.5kDa)、14(50kDa)と特異的に反応する。ケラチンは分子量(MW)、等電点(pI)により分類される。正常では、扁平上皮、導管腺上皮に反応がみられる。腫瘍では、種類によって反応が異なる。皮膚、乳房、舌、子宮頸部等の扁平上皮癌、乳房や膵臓の腺管癌、皮膚の基底細胞癌、膀胱、尿管、腎臓の移行上皮癌に強く反応がみられる。卵巣嚢胞腺癌、精巣、肺、大腸の腺癌に中程度の強度で反応がみられ、胆嚢や子宮内膜の腺癌、腎細胞癌に弱い反応がみられる。肝細胞癌、小細胞癌、膵島細胞腫、巨細胞腫、平滑筋腫、神経鞘腫、紡錘細胞癌、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫等、単層上皮由来の腫瘍には反応がみられない。前立腺腫瘍の良性、悪性の区別に役立つ。正常前立腺および良性腫瘍では、基底細胞が陽性となる。悪性腫瘍の場合は、陰性となる。ただし、良性病変でも基底細胞の不連続性が認められることがあるので注意が必要。

文献

(1) Allen M. Gown, et al: The Journal of Cell Biology 95:414-424,1982
(2) Allen M. Gown, et al: American Journal of Pathology 114(2):309-321,1984
(3) Allen M. Gown, et al: American Journal of Clinical Pathology 84(4):413-424,1985
(4) O'Malley F P, et al: Virchows Archiv A Pathol Anat 417:191-196,1990
(5) Rajal B. Shah, et al: American Journal of Clinical Pathology 122:517-523,2004
(6) Lakshmi P. Kunju, et al: American Journal of Clinical Pathology 125:675-681,2006
(7) Victor Weng Leong Ng, et al: American Journal of Clinical Pathology 127:248-253,2007

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