IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division
保管温度2~8℃
用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用
CD99MIC2,E2
■動物種:マウス
■ クローン名:O13
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1
■使用目的:組織・細胞中のCD99の染色。研究用としてのみ使用すること。
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特異性及び抗原分布
ヒトCD99抗原(別名:MIC2またはE2抗原)(30-32kDa)と特異的に反応する。CD99抗原は細胞膜および細胞質に存在する糖タンパクであり、X染色体の短腕とY染色体に存在するMIC2遺伝子の産物である。正常では、胎児B細胞などの一部を除くリンパ球、胸腺細胞および膵島細胞に強く発現がみられる。腫瘍では、神経外胚葉を起源とする小円形細胞肉腫であるユーイング肉腫(Ewing's sarcoma:ES)の95%、未分化神経外胚葉性腫瘍(Primitive Neuro‐Ectodermal Tumor:PNET)、末梢性神経上皮腫(peripheral neuroepithelioma:PN) において発現がみられるが、その他の小円形細胞腫瘍(small round cell tumor:SRCT)である神経芽細胞腫、悪性リンパ腫、横紋筋肉腫では、他の肉腫、癌腫、そして神経外胚葉性腫瘍と同様に発現はみられない。しかし、B-リンパ芽球型の悪性リンパ腫や滑膜肉腫、骨肉腫、横紋筋肉腫、線維形成性小細胞腫瘍の一部に発現がみられる場合がある。ES、PNETおよびPNとその他のSRCTとの判別に有用である。
■ 国際抗体分類:Fifth International Workshop and Conference on Human Leucocyte Differentiation Antigens (1993)でCD99に分類されている。
文献
(1) N. C. Dracopoli, et al: Am J Hum Genet 37:199-207,1985
(2) N. Weidner, et al: Am J Surg Pathol 18:486-494,1994
(3) M. Ozdemirli, et al: Am J Surg Pathol 22:795-804,1998
(4) Mai Gu, et al: Am J Surg Pathol 24:410-416,2000
食道