IHC・ISH試薬 Molecular Diagnostics Division
保管温度2~8℃
用手法用 ヒストステイナー用 ヒストステイナーAT用
BCL-2
■動物種:マウス
■クローン名:124
■抗体のクラス/サブクラス:IgG1、κ
■使用目的:組織、細胞中のヒトbcl-2遺伝子産物の染色。腫瘍性リンパ濾胞の同定に有用である。研究用としてのみ使用すること。
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特異性及び抗原分布
ヒトbcl-2遺伝子産物(分子量26KD)と特異的に反応する。濾胞性リンパ腫にみられる遺伝子転座t (14;18)により、bcl-2遺伝子は免疫グロブリン重鎖と組み換え結合を生じ過剰発現する。正常組織では免疫系(胸腺、リンパ節、脾臓、扁桃)や神経系で発現が認められるほか、腫瘍組織では濾胞性リンパ腫や悪性度の高いリンパ腫で発現が認められる。bcl-2遺伝子産物はミトコンドリア膜、核外膜、小胞体膜などに存在する膜蛋白質で、アポトーシスの抑制に働くことが知られている。
文献
(1)Tsujimoto, Y. et al:Proc. Natl. Acad. Sci. 83:5214, 1986
(2)Cleary, M. L. et al:Cell 47:19, 1986
(3)Pezzella, F. et al:Am. J. Pathol. 137:225, 1990
(4)Hockenbery, D. et al:Nature 348:334, 1990
(5)Swanson. et al:Applied Immunohistochemistry 1:182, 1993
食道