免疫組織化学染色試薬ヒストファインMM品名 / 略称等胃(正常):胃小窩の上皮の細胞質に陽性反応を示す。 プロテアーゼ処理(+)正常前立腺:前立腺の基底細胞の細胞質に一致して陽性反応を示す。 pH9 AC処理(+)参照→P42-43動物種 クローンアイソタイプKs20.8IgG2a413721希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃貯法処理処理方法方法ProACコード413491研究用としてのみ使用すること34βE12IgG1κ抗ケラチン/サイトケラチン20モノクローナル抗体(Ks20.8)Anti-Keratin/Cytokeratin 20Monoclonal Antibody (Ks20.8)特異性及び抗原分布:ヒト組織中のタイプⅠ(酸性)に属するヒトケラチン20(分子量46kDa)と特異的に反応する。ケラチンは分子量(MW)、等電点(pI)により、タイプⅠ(酸性)、Ⅱ(塩基性)に分類される。正常では、腸上皮細胞、胃小窩の上皮、幽門腺の上部にある内分泌細胞や、移行上皮、表皮中のメルケル細胞に反応がみられる。腫瘍では胆嚢および胆管の腺癌、粘液性卵巣腫瘍、移行上皮癌およびメルケル細胞癌に反応がみられるが、胃の腺癌では反応が低く、乳腺、肺、子宮内膜の腺癌および非粘液性卵巣腫瘍では反応がみられない。また膵臓の腺癌では反応がみられるが、肺小細胞癌、腸および膵臓の内分泌腫瘍では反応がみられないことがある。備考:組織、細胞中のヒトケラチン/サイトケラチンの染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン プロテアーゼ溶液で処理することで、良好な染色結果が得られる。抗高分子サイトケラチンモノクローナル抗体(34βE12)Anti-Keratin/Cytokeratin High M.W.Monoclonal Antibody(34βE12)特異性及び抗原分布:ヒト組織中のヒトケラチン1(68kDa)、5(58kDa)、10(56.5kDa)、14(50kDa)と特異的に反応する。ケラチンは分子量(MW)、等電点(pI)により分類される。正常では、扁平上皮、導管腺上皮に反応がみられる。腫瘍では、種類によって反応が異なる。皮膚、乳房、舌、子宮頸部等の扁平上皮癌、乳房や膵臓の腺管癌、皮膚の基底細胞癌、膀胱、尿管、腎臓の移行上皮癌に強く反応がみられる。卵巣嚢胞腺癌、精巣、肺、大腸の腺癌に中程度の強度で反応がみられ、胆嚢や子宮内膜の腺癌、腎細胞癌に弱い反応がみられる。肝細胞癌、小細胞癌、膵島細胞腫、巨細胞腫、平滑筋腫、神経鞘腫、紡錘細胞癌、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫等、単層上皮由来の腫瘍には反応がみられない。前立腺腫瘍の良性、悪性の区別に役立つ。正常前立腺および良性腫瘍では、基底細胞が陽性となる。悪性腫瘍の場合は、陰性となる。ただし、良性病変でも基底細胞の不連続性が認められることがあるので注意が必要。備考:組織、細胞中のヒトケラチン/サイトケラチン1、5、10、14の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。140
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