ニチレイ 製品カタログ
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免疫組織化学染色試薬ヒストファインRM特異性及び抗原分布:ヒト免疫グロブリンGの重鎖(γ)と反応する。免疫グロブリン(Ig)は形質細胞により産生される糖タンパク質であり、2本の重鎖と2本の軽鎖からなる。ヒト免疫グロブリンは、重鎖の種類(α、δ、ε、γ、μ)に基づき、IgA、IgD、IgE、IgG、IgMの5つのクラスに分類される。ヒトIgGには、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4の4つのサブクラスが存在し、分子量は約150kDaで、ヒト免疫グロブリン全体の約75%、循環血漿タンパク質全体の10〜20%を占めている。免疫組織化学染色においては、正常および腫瘍性の形質細胞の細胞質に発現がみられ、結合組織や血清中のIgGも検出される。自己免疫性肝疾患においては、IgM/IgG陽性形質細胞比が自己免疫性肝炎(AIH)と原発性胆汁性胆管炎(PBC)の判別に役立つと報告されている。IgG4関連疾患においては、IgG4陽性形質細胞の多数の浸潤が見られ、IgG4/IgG陽性形質細胞比が判別補助に用いられている。備考:組織・細胞中の免疫グロブリンGタンパク質の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン プロテアーゼ溶液で処理することで、良好な染色結果が得られる。品名 / 略称等抗免疫グロブリンGポリクローナル抗体Anti-Immunoglobulin G (IgG)Polyclonal Antibody 価格は最新の「製品コード・価格一覧表」をご覧ください。   本試薬はパラフィン包埋切片用です。M:マウス  R:ウサギMW:マイクロウェーブ   AC:オートクレーブ    T:トリプシン     Pro:プロテアーゼ扁桃:形質細胞の細胞質に陽性反応がみられる。 プロテアーゼ処理(+)動物種 クローンアイソタイプコード希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃貯法処理方法Pro販売中止温浴418531413271A57HIgMκ研究用としてのみ使用すること抗免疫グロブリンGモノクローナル抗体(A57H)Anti-Immunoglobulin G (IgG)Monoclonal Antibody (A57H)133

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