免疫組織化学染色試薬ヒストファイン418521Fo-22IgG1κ研究用としてのみ使用すること特異性及び抗原分布:ヒトFBXO22(F-box protein 22)タンパク質と特異的に反応する。細胞の核に反応がみられる。SCFユビキチンリガーゼ複合体の基質認識サブユニットであるFBXO22は、KDM4A、KDM4Bなど標的となる基質のユビキチン化と分解を促進し、腫瘍の発生や抑制において役割を果たすと考えられている。正常では乳腺や肺、肝臓、子宮内膜などに発現がみられることがある。腫瘍では、乳癌、肺腺癌、肝細胞癌などに発現がみられることがあり、肺腺癌や肝細胞癌などでは、正常の組織と比べFBXO22の発現が高いことが報告されている。一方、エストロゲン受容体(ER)陽性かつヒト上皮成長因子受容体2型(HER2)陰性の乳癌においては、ERに結合するKDM4Bの分解を介して、FBXO22が抗エストロゲン薬(SERM)の機能の発揮に重要な役割を果たすことが示されており、Ki-67の発現やリンパ節転移の状態、腫瘍悪性度などの指標とは独立して、FBXO22の発現が低い場合に予後不良を予測する因子となることが報告されている。注) FBXO22が発現している細胞では、核の他に細胞質にも弱〜中程度の染色がみられることがある。備考:組織・細胞中のヒトFBXO22タンパク質の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いた温浴による抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。参照→P44-45品名 / 略称等価格は最新の「製品コード・価格一覧表」をご覧ください。 本試薬はパラフィン包埋切片用です。M:マウス R:ウサギMW:マイクロウェーブ AC:オートクレーブ T:トリプシン Pro:プロテアーゼ浸潤性乳管癌:腫瘍細胞の核に陽性反応がみられる。pH9 温浴処理(+)浸潤性小葉癌:腫瘍細胞の核に陽性反応がみられる。乳管上皮細胞にも陽性反応がみられる。 pH9 温浴処理(+) 動物種 クローンアイソタイプコードM希釈済抗体6mL包装 2−8℃貯法処理方法温浴抗FBXO22モノクローナル抗体(Fo-22)Anti-F-box protein 22(FBXO22)Monoclonal Antibody129
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