■判定方法光学顕微鏡によって陽性反応を観察します。検体組織中の腫瘍細胞の細胞質、核、もしくは細胞膜に染色が認められるとき、これを陽性所見とします。■判定基準(1) 陽性 検体組織中に、明らかな特異染色像(茶褐色)を呈している腫瘍細胞があるときは陽性です。免疫組織化学染色試薬ヒストファイン■判定上の留意事項 神経系に分化した細胞を含む組織の一部に第一抗体による染色性が認められることがあります。それらの組織を検体として使用する場合にはご注意ください。 組織、細胞中の ALK タンパクの検出(悪性リンパ腫の診断補助)悪性リンパ腫の病型分類に有用です。(2) 陰性 検体組織中に、明らかな特異染色像(茶褐色)を呈している腫瘍細胞がないときは陰性です。 本キットは悪性リンパ腫における ALK タンパクを測定するよう検出感度が最適化されているため、非小細胞肺癌における ALK 陽性肺癌の診断および ALK 阻害剤の適応判定に用いないでください。74使用目的と臨床的有用性測定結果の判定法 添付文書より一部抜粋・改編注意
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