免疫組織化学染色試薬ヒストファイン抗原賦活化液を耐熱性の染色バットに入れ、ゆるくふたをする。これを温浴槽に入れ95-99℃に温める。抗原賦活化液の温度が95-99℃に達したら、スライドを抗原賦活化液に浸漬させ、ゆるくふたをする。染色バットを温浴槽から取り出し、ふたをはずす。スライドを浸したまま放置しゆっくり熱を冷ます。(常温、20分間)ティッシュ染色結果に大きな影響を及ぼす為、温度確認、時間等を正確に行う。*温浴処理後は、染色バットおよび抗原賦活化液等が高温になっているため、これらを取り扱う際は、手袋等 を使用して火傷に注意する。 切片の周囲の余分な水分を拭き取る。操作手順(P34-39)に従い染色をすすめる。抗原賦活化液の温度が95-99℃まで上昇したことを温度計等で確認してからインキュベートする。 (95-99℃、40分間)3%H2O2加メタノールに浸す。(常温、10-15分間)注:・95-99℃を保つ為には染色バット及び温浴槽 にふたをすることが効果的である。・ふたは過剰な水分蒸発防止にも役立つが、 完全に密閉すると染色バット及び温浴槽を 破損することがあるのでゆるくふたをする こと。温度計 PBSで洗浄する。(常温、3分間、3回)PBSで洗浄する。(常温、3分間、3回)注:高温に気をつけ、手袋等用いる。●抗原賦活化処理●ブロッキング試薬Ⅰによる処理(3%過酸化水素加メタノールによる内因性ペルオキシダーゼ除去)45
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