ニチレイ 製品カタログ
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免疫組織化学染色試薬ヒストファイン*ブロッキング試薬Ⅰによる内因性ぺルオキシダーゼ除去はオートクレーブ処理の前に行ってもよい。*オートクレーブ処理後は、染色バットおよび抗原賦活化液等が高温になっているため、これらを取り扱う 際は、手袋等を使用して火傷に注意する。  *この処理を省略すると、より強い染色結果が得られる。ただし、内因性ぺルオキシダーゼによる バックグランド染色も生じる。 ※参考文献 濱川真治. ホルマリン固定パラフィン包埋薄切切片を用いた酵素抗体法における内因性ペルオキシダーゼ 活性阻止操作の影響について-CD4抗原検索の落とし穴-. 病理と臨床. 1999;17(8)843-844.調製した抗原賦活化液を耐熱性の染色バットに入れ、切片を浸す。圧力が十分下がった後、染色バットごと切片を取り出す。ティッシュ切片の周囲の余分な水分を拭き取る。操作手順(P34-39)に従い染色をすすめる。オートクレーブ処理する。(120℃、20分間)染色バットごと切片を自然放置し、ゆっくり熱を冷ます。(常温、20分間以上)3%H2O2加メタノールに浸す。(常温、10-15分間)120℃PBSで洗浄する。(常温、3分間、3回)PBSで洗浄する。(常温、3分間、3回)●オートクレーブ処理●ブロッキング試薬Ⅰによる処理(3%過酸化水素加メタノールによる内因性ペルオキシダーゼ除去)CD4 モノクローナル抗体(動物種:マウス)(コード:413181)に有効な染色条件※■抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→p90)を用いたオートクレーブ処理 (120℃、20分間)■0.3%過酸化水素加メタノールを用いた脱ぺルオキシダーゼ処理*43

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