ニチレイ 製品カタログ
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免疫組織化学染色試薬ヒストファイン●MW(500W)処理●検体準備●脱パラフィン●抗原賦活化液の調製(抗原賦活化液は、第一抗体の種類により使い分ける。)10mMクエン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)を用いる場合50℃で十分に湯伸ばしした切片(3-4μm厚)をシランなどのコーティングスライド上に貼り付ける。キシレン3分間A液精製水450mLにA液9mLおよびB液41mLを加えよく混和する。緩衝液は用時調製する。調製した抗原賦活化液を耐熱性の染色バットに入れ、MW照射し沸騰させる。精製水をビーカー等に入れ一緒に沸騰させる。キシレン3分間キシレン3分間100%エタノール*各ステップごとによく液を切る。*脱パラフィンを完全にするために、各溶液はスライド40枚ごとに取り換えることが好ましい。10mMクエン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)の調製方法  A液9mL+B液41mL+精製水450mL(用時調製)B液精製水沸騰した抗原賦活化液に切片を浸し、抗原賦活化液の水面の位置に印をつける。沸騰により抗原賦活化液が減少して切片が乾かないように気をつけながら、MWを照射する。(5分間)MW照射をもう1-2回繰り返す。*各ステップでの反応温度、反応時間は厳密に守ること。*特に温度指定のない場合は、常温(15〜25℃)で操作すること。*染色結果に影響を及ぼす為、必ず下記の操作手順に従って操作を行うこと。切片を恒温器で十分乾燥させる。(37℃ 24時間)100%エタノール95%エタノール3分間3分間A液(0.1Mクエン酸水溶液):常温で保存可能   クエン酸一水和物(C6H8O7・H2O)2.1g/精製水100mLB液(0.1Mクエン酸ナトリウム水溶液):常温で保存可能   クエン酸三ナトリウム二水和物(C6H5O7Na3・2H2O)14.7g/精製水500mL染色バットごと切片を自然放置し、ゆっくり熱を冷ます。(常温、20分間以上)95%エタノール3分間3分間(3分間、3回)切片が乾燥しそうなほど抗原賦活化液が減少した場合は、ビーカー等で沸騰させておいた精製水を減少した分だけ加える。PBSで洗浄する。( 常温、3分間、3回)PBS40免疫組織化学染色における抗原性の賦活化マイクロウェーブ(MW)照射による抗原賦活化

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