ニチレイ 製品カタログ
33/194

免疫組織化学染色試薬ヒストファインラット正常結腸マウス正常結腸シンプルステイン30分で凍結切片に使用固定組織またはPBSで洗浄する未固定組織シンプルステインの反応時間:30分シンプルステインの反応時間:30分3%H3%H2O2/MeOH(10-15分)/MeOH(10-15分)■形質細胞にバックグラウンド染色がみられる。■形質細胞にバックグラウンド染色がみられる。・シンプルステイン10−30分の間で反応時間の調整をするSTEP1PBSで洗浄するSTEP2STEP1STEP1マウス、ラット組織を用いて各組織専用試薬による免疫組織化学染色を行った。第一抗体のかわりにPBSを用いた。発色には、DAB基質キット(茶色)を用いた。・0.2%グルタルアルデヒド溶液(10分)との反応を、 第一抗体とシンプルステインとの反応の間に追加する・シンプルステイン10−30分の間で反応時間の調整をするPBSで洗浄するPBSで洗浄する0.2%グルタルアルデヒド溶液の反応時間:10分シンプルステインの反応時間:10分STEP2ペルオキシダーゼペルオキシダーゼ基質溶液基質溶液(DAB、AEC等)(DAB、AEC等)■形質細胞にバックグラウンド染色がみられない。ステップ1の手順で解消された例[シンプルステインの反応時間を短くした例]【使用キット:シンプルステインラット MAX-PO(MULTI)】【固定組織、固定液:4%PFA(4℃、一晩)】ステップ2の手順で解消された例[シンプルステインの反応時間の短縮と0.2%グルタルアルデヒド溶液を使用した例]%グルタルアルデヒド溶液を使用した例]【使用キット:シンプルステインマウス MAX-PO(R)】【未固定組織、固定液:4%PFA(4℃、10分間)】通常の染色手順◆凍結切片作製方法について組織は、固定組織、未固定組織いずれも使用できます。◆固定液について第一抗体により適する固定液は異なるので、固定液の検討は十分に行ってください。◆シンプルステインの反応時間についてシンプルステインは、パラフィン包埋切片用に濃度、反応時間(30分)を設定しています。凍結切片で、シンプルステインを30分間反応させ、バックグラウンド染色(非特異染色)が認められた場合には、シンプルステインの反応時間を10−30分の間で調整してください。マウス、ラットの系統・組織・固定方法により、至適時間が異なるので、十分検討を行ってください。◆0.2%グルタルアルデヒド溶液の使用について試薬の反応時間を短縮しても、バックグラウンド染色(非特異染色)が認められる場合、0.2%グルタルアルデヒド溶液でのブロッキングにより、バックグラウンド染色(非特異染色)が低下する場合があります。0.2%グルタルアルデヒド溶液の作製方法・使用方法については、下記、操作方法を参照してください。なお、0.2%グルタルアルデヒド溶液を併用する場合、使用する第一抗体の反応を阻害しないかどうかの確認を必ず行ってください。また、マウス、ラットの系統・組織・固定方法により、効果に差があるので、十分確認の上、使用してください。※0.2%グルタルアルデヒド溶液:50%グルタルアルデヒド(Sigma-Aldrich:G7651)をPBSで0.2%となるように250倍希釈バックグラウンド染色がある場合第一抗体第一抗体0.2%グルタルアルデヒド溶液(10分)0.2%グルタルアルデヒド溶液(10分)まだバックグラウンド染色が解消されない場合シンプルステイン(10-30分の間で調整する)シンプルステイン(10-30分の間で調整する)■形質細胞にバックグラウンド染色がみられない。■形質細胞に対するバックグラウンド染色は軽減したがわずかにみられる。これらは当社の検討結果です。マウス、ラットの系統・組織・固定方法により、効果に差があるので、十分確認の上、使用してください。PBSで洗浄するPBSで洗浄するシンプルステインの反応時間:10分シンプルステインの反応時間:10分精製水で洗浄する染色終了STEP1STEP231凍結切片を用いて染色を行う場合の注意(マウスステインキット以外の場合)通常の染色手順においてバックグラウンド染色が認められる場合、下記のステップにて調整することを推奨します。操作方法染色例

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る