ニチレイ 製品カタログ
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免疫組織化学染色試薬ヒストファインマウス正常脾臓・マウス組織を用いて、1回目の染色には抗マウスCD45R/B220モノクローナル抗体を用いてマウス組織専用試薬 にて検出した。発色にはVIP(青紫色)を用いた。2回目の染色には、第一抗体のかわりに抗体希釈液を用いて、 ヒト組織用試薬にて検出した。発色にはDAB(茶褐色)を用いた。《1回目の抗原検出》【VIP発色(青紫色)】 ・使用キット:シンプルステインマウスMAX-PO(Rat) ・第一抗体:抗マウスCD45R/B220モノクローナル抗体(動物種:ラット)80倍希釈 ・抗原賦活化処理:10mMクエン酸緩衝液(pH 6.0)にてMW処理(+)《2回目の抗原検出》【発色:DAB発色(茶褐色)】 ・使用キット:シンプルステインMAX-PO(MULTI) ・第一抗体:第一抗体のかわりに抗体希釈液を使用第一抗体による特異的な染色が青紫色でみられる。一方、ヒト組織用試薬による非特異的な染色が茶色でみられる。2.二重染色を用いてバックグラウンド染色を明確にした例ヒト組織用試薬を用いてマウス組織を免疫組織化学染色した場合、特異染色の他に、本来抗原が無いところにバックグラウンド染色を起こしてしまうことになります。マウス組織パラフィン包埋切片29

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