免疫組織化学染色試薬ヒストファインシンプルステインAPは、アミノ酸ポリマーに、アルカリフォスファターゼ(ALP)とFab'にした第二抗体を結合させた標識ポリマーで、ヒト組織、細胞に使用可能です。マウス、ウサギの第一抗体に使用できます。ヒト組織切片上の抗原に第一抗体を反応させ、次にシンプルステインAPを反応させると、抗原・第一抗体・ポリマー・酵素の複合体を形成することができます。この複合体の酵素活性を利用し基質を発色させ、抗原部位を染色します。●第一抗体に反応させた後は発色させるだけです。ストレプトアビジン・ビオチン(SAB)法で行う正常血清による ブロッキング操作、第二抗体および酵素試薬の反応の3ステップを1ステップに省略できます。●Fabʼにした第二抗体を使用しているため低バックグラウンドの染色結果が得られます。●調製済みのため、そのまま使用可能(1ボトルタイプ)です。●アビジン・ビオチン系を利用しないため、内因性ビオチンの影響を受けません。シンプルステインAP を用いた染色例シンプルステインAP(MULTI)CD41(TP80) (動物種:マウス)シンプルステインAP(R)抗S-100ポリクローナル抗体(動物種:ウサギ)操作手順→P35製品一覧→P84正常ヒト末梢血結腸: アルカリフォスファターゼ(酵素): Fabʼにした第二抗体: アミノ酸ポリマー: シンプルステインAP抗 原ヒト組織切片シンプルステインAP(M)CD7(T55) (動物種:マウス)シンプルステインAP(M)抗アクチン(平滑筋)モノクローナル抗体(HHF35)(動物種:マウス)急性リンパ性白血病(T-ALL)第一抗体胃特 長●スメア標本、サイトスピン標本の染色に最適です。シンプルステインAPとは?23
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