RSP20免疫組織化学染色試薬ヒストファインM6F-H2IgG1特異性および抗原分布:ヒト組織中の57-60kDaのビメンチンと特異的に反応する。ビメンチンは、間葉系細胞に特有の中間径フィラメントである。正常では、内皮細胞、線維芽細胞および平滑筋細胞など多種の間葉系細胞と反応する。腫瘍では、肉腫、黒色腫等で反応が見られる。また、未分化腫瘍の分類に有用である。備考:組織、細胞中のヒトビメンチンの染色。特異性および抗原分布:ヒト Wilmsʼ Tumor 1 Protein (WT1タンパク(52-54kDa)、WT:ウィルムス腫瘍)と特異的に反応する。癌抑制遺伝子として作用する転写因子である、 遺伝子の突然変異が、腫瘍の発生に関連している。 遺伝子は、胎児においては、腎臓、中皮、生殖隆腺、脾臓などで発現している。成人では、腎臓の足細胞、精巣のセルトリ細胞、卵巣の顆粒膜細胞で発現している。腫瘍では、ウィルムス腫瘍、悪性中皮腫他、多くの腫瘍に反応がみられる。ウィルムス腫瘍は、小児の腹部悪性腫瘍の一つである、腎の胎児性癌である。小児癌の中でもとくに早期発見が大切であるとされており、0〜3歳までに発症することが多い。備考:組織、細胞中のWT1の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。品名 / 略称等抗ビメンチンウサギモノクローナル抗体(SP20)Anti-Vimentin rabbit Monoclonal Antibody (SP20)十二指腸:組織内に分布する間葉系由来細胞(血管内皮細胞、 平滑筋細胞、 神経細胞等)に陽性反応を示す。WT1参照→P42-43動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラス卵管癌:腫瘍細胞の核に一致して陽性反応を示す。 pH9 AC処理(+)ウサギIgG希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 WT12−8℃2−8℃貯法処理処理方法方法AC413861コード413541研究用としてのみ使用すること158抗WT1モノクローナル抗体(6F-H2)Anti-Wilm's tumor 1 proteinMonoclonal Antibody (6F-H2)
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