ニチレイ 製品カタログ
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MAU1IgG1免疫組織化学染色試薬ヒストファイン体外診断用医薬品 P102を参照 品名 / 略称等抗ウロプラキンⅢモノクローナル抗体Anti-Uroplakin ⅢMonoclonal Antibody特異性および抗原分布:ヒトウロプラキンⅢ(Uroplakin Ⅲ)と特異的に反応する。ウロプラキンⅢは分子量約47kDaの膜糖タンパク質で、ウロプラキンⅠa、Ⅰb、Ⅱ、とともに尿路系上皮を形成する移行上皮の被覆細胞であるアンブレラ細胞の形成に関与し、尿路上皮の分化に対する特異的マーカーであることが示されている。正常ではヒト腎盂、尿管、尿道、膀胱などの移行上皮の細胞表面に強い染色がみられる。腫瘍では移行上皮癌の60%に発現がみられるが非移行上皮系の癌には発現がみられない。備考:組織、細胞中のヒトウロプラキンⅢの染色。移行上皮癌や卵巣腫瘍の中で移行上皮が関与しているブレンナー腫瘍、移行上皮癌と乳頭腫(内反型)の区別にも役立つ。また、転移性の由来が不明な癌組織において尿路系の癌のマーカーとして有用である。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン トリプシン溶液で処理することで、良好な染色結果が得られる。価格は最新の「製品コード・価格一覧表」をご覧ください。   本試薬はパラフィン包埋切片用です。M:マウス  R:ウサギMW:マイクロウェーブ   AC:オートクレーブ    T:トリプシン     Pro:プロテアーゼ正常尿管:尿管の表層上皮細胞(アンブレラ細胞)の細胞膜に陽性反応を示す。 トリプシン処理(+)移行上皮癌(膀胱癌):表層上皮細胞(アンブレラ細胞)の内腔面に弱い陽性染色を示す。癌細胞の粘膜内進展に伴いウロプラキンⅢの発現が弱くなり、アンブレラ細胞の連続性も次第に弱くなっていることが観察される。トリプシン処理(+)ブレンナー腫瘍(卵巣腫瘍):腫瘍細胞の細胞膜に陽性反応を示す。トリプシン処理(+)移行上皮乳頭腫(内反型):腫瘍胞巣内腔面に均一かつ連続的に陽性反応を示すことがある。 トリプシン処理(+)動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスコード413401希釈済抗体6mL包装 2−8℃貯法処理方法T研究用としてのみ使用すること157抗ビメンチンモノクローナル抗体Anti-VimentinMonoclonal Antibody

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