免疫組織化学染色試薬ヒストファイン品名 / 略称等皮膚悪性黒色腫:腫瘍細胞の核に陽性反応がみられる。 pH9 温浴処理(+)PRAME動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスEPR20330ウサギIgGRコード希釈済抗体6mL包装 2−8℃処理処理方法方法温浴貯法418421研究用としてのみ使用すること152抗PRAMEウサギモノクローナル抗体(EPR20330)Anti-preferentially expressed antigen in melanoma(PRAME)rabbit Monoclonal Antibody(EPR20330)特異性および抗原分布:ヒトPRAME(preferentially expressed antigen in melanoma)タンパクと特異的に反応する。PRAMEは染色体22q11.22上の 遺伝子にコードされる509アミノ酸からなる腫瘍抗原で、RA/RAR(レチノイン酸/レチノイン酸受容体)シグナル伝達経路を阻害することにより腫瘍形成に寄与すると考えられている。正常では、精巣及び増殖期の子宮内膜などの細胞の核に反応がみられる。腫瘍では皮膚の従来型悪性黒色腫(末端黒子型、表在拡大型、結節型、悪性黒子型)(約90%)、線維形成性黒色腫(35%)などで反応がみられる。また、唾液腺腺様嚢胞癌(81%)、胸腺癌(75%)、卵巣明細胞癌(90%)、子宮内膜癌(82%)、セミノーマ(78%)などにも反応がみられる。PRAMEの免疫組織化学染色は、正常な皮膚のメラノサイト(メラニン色素産生細胞)に反応がみられないことから悪性黒色腫の辺縁評価の補助に使用できること、また色素性の母斑(通常型の後天性母斑、異形成母斑、Spitz母斑など)と悪性黒色腫との判別に有用であることが報告されている。注) PRAMEが発現している細胞では、核の他に細胞質にも弱〜中程度の染色がみられることがある。備考:組織・細胞中のPRAMEタンパクの染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いた温浴による抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。参照→P44-45抗ヒトプロゲステロンレセプターモノクローナル抗体(A9621A)Anti-Progesterone Receptor(PgR)Monoclonal Antibody(A9621A)体外診断用医薬品 P100を参照 抗前立腺特異抗原モノクローナル抗体Anti-Prostate Specif ic Antigen(PSA)Monoclonal Antibody体外診断用医薬品 P101を参照 抗S-100タンパクポリクローナル抗体Anti-S-100 ProteinPolyclonal Antibody体外診断用医薬品 P101を参照
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