MBC12IgG1免疫組織化学染色試薬ヒストファイン特異性および抗原分布:ヒトPAX8(paired box 8)タンパクのC末端と特異的に反応し、他のPAXファミリータンパクとは反応しない。PAX8タンパクは転写因子PAXファミリーに属するタンパクである。このPAXファミリーに属するタンパクは、典型的な構造としてPAXドメインとオクタペプチド、そして1組のホメオドメインを持ち、胎児発生やがん増殖において核内で重要な役割を果たしている。PAX8タンパクは腎臓の分化、甲状腺の発達や発育不全に関与している。正常では、腎臓、甲状腺、子宮頚部に反応がみられる。PAX8以外のPAXファミリータンパクが存在するB細胞、膵臓、胃、腸等の神経内分泌細胞には反応はみられない。腫瘍では、腎細胞癌、卵巣癌、甲状腺癌に反応がみられる。注) PAX8が発現している細胞では、核の他に細胞質に弱い染色がみられる場合がある。備考:組織、細胞中のPAX8タンパクの染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。参照→P42-43品名 / 略称等腎細胞癌:腫瘍細胞の核に一致して陽性反応がみられる。 pH9 AC処理(+) 動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラス卵巣癌:腫瘍細胞の核に一致して陽性反応がみられる。 pH9 AC処理(+) 希釈済抗体6mL包装 甲状腺癌:腫瘍細胞の核に一致して陽性反応がみられる。また陽性反応を示す細胞の細胞質も弱く反応がみられる。pH9 AC処理(+) 2−8℃貯法処理処理方法方法ACコード418211研究用としてのみ使用すること150抗PAX8モノクローナル抗体(BC12)Anti Paired box 8(PAX8) monoclonal antibody(BC12)
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