ニチレイ 製品カタログ
144/194

免疫組織化学染色試薬ヒストファインMM特異性および抗原分布:ヒトMUC2タンパク質と特異的に反応する。ムチン(MUC)は高分子量のO-結合型糖タンパク質で、分泌型と膜結合型の2つに分類される。MUC2は、分泌型ムチンに属し多くの臓器の上皮細胞で産生され、ゲルを形成することで粘膜表面を保護する。正常では、大腸や小腸の杯細胞の細胞質に発現がみられる。また、バレット食道、胃の腸上皮化生などに発現がみられることがある。腫瘍では、胃癌や大腸癌、膵管内乳頭粘液性腫瘍などに発現がみられることがある。MUC2は腸型マーカーとして利用されており、胃型マーカーであるMUC5ACやMUC6などと併用した免疫組織化学染色は、胃や膵臓などの腫瘍の粘液形質発現に基づく組織型分類に有用である。備考:組織・細胞中のヒトMUC2タンパク質の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いた温浴による抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。特異性および抗原分布:ヒトMUC5ACタンパク質と特異的に反応する。ムチン(MUC)は高分子量のO-結合型糖タンパク質で、分泌型と膜結合型の2つに分類される。MUC5ACは、分泌型ムチンに属し多くの臓器の上皮細胞で産生され、ゲルを形成することで粘膜表面を保護する。正常では、胃の腺窩上皮細胞(表層粘液細胞)の細胞質に発現がみられる。また、バレット食道、胃の腸上皮化生などに発現がみられることがある。腫瘍では、胃癌や大腸癌の一部や膵管内乳頭粘液性腫瘍などに発現がみられる。MUC5ACは胃型マーカーとして利用されており、MUC2(腸型マーカー)やMUC6(胃型マーカー)などと併用した免疫組織化学染色は、胃や膵臓などの腫瘍の粘液形質発現に基づく組織型分類に有用である。備考:組織・細胞中のヒトMUC5ACタンパク質の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いた温浴による抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。品名 / 略称等正常大腸:杯細胞の細胞質に陽性反応がみられる。 pH9 温浴処理(+) 正常胃:腺窩上皮細胞(表層粘液細胞)の細胞質に陽性反応がみられる。 pH9 温浴処理(+) 参照→P44-45参照→P44-45動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスMRQ-18IgG1κ418371CLH2IgG1κ希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃貯法処理処理方法方法温浴温浴コード418361研究用としてのみ使用すること142抗MUC2モノクローナル抗体(MRQ-18)Anti-MUC2Monoclonal Antibody(MRQ-18)抗MUC5ACモノクローナル抗体(CLH2)Anti-MUC5ACMonoclonal Antibody(CLH2)

元のページ  ../index.html#144

このブックを見る