ニチレイ 製品カタログ
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免疫組織化学染色試薬ヒストファインMRHMB45IgG1κ418261EP151ウサギIgG特異性および抗原分布:腫瘍では、ヒトの悪性黒色腫の細胞質内タンパク、正常では、ヒト胎児および新生児のメラノサイト(melanocyte:メラニン色素産生細胞)、結合部母斑内に存在するタンパクと特異的に反応する。真皮内母斑、正常成人のメラニン細胞および非色素細胞、上皮性腫瘍、リンパ系腫瘍、膠細胞性腫瘍、中皮性腫瘍とは反応がみられない。黒色腫およびメラノサイトへの分化を示す腫瘍の同定に有用である。悪性黒色腫は、色素細胞の癌化によって生じる悪性腫瘍であり、多くは黒褐色調の病変として皮膚に生じる。まれには眼(脈絡膜など)や粘膜(口腔など)にもみられる。転移を生じやすく、きわめて悪性度の高い腫瘍である。備考:組織、細胞中のヒト黒色腫の染色。特異性および抗原分布:ヒトミエロペルオキシダーゼと特異的に反応する。ミエロペルオキシダーゼは、骨髄で産生される骨髄球系細胞の細胞質に含まれる酵素である。正常では、骨髄球系細胞の単球および好中球等に発現がみられる。巨核球、肥満細胞、形質細胞、赤芽球には発現がみられないため、骨髄球系細胞のマーカーとして有用である。白血病やリンパ腫のタイピングにおいて、急性骨髄性白血病の判別に有用である。備考:組織、細胞中のヒトミエロペルオキシダーゼの染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。品名 / 略称等色素性母斑(皮膚):母斑細胞の細胞質に陽性反応を示す。注:DAB基質にて発色後キムザ染色をおこない、メラニン色素を濃緑色で示し、DAB発色(茶色)と区別している。価格は最新の「製品コード・価格一覧表」をご覧ください。   本試薬はパラフィン包埋切片用です。M:マウス  R:ウサギMW:マイクロウェーブ   AC:オートクレーブ    T:トリプシン     Pro:プロテアーゼ骨髄:散在する腫瘍細胞の細胞質に陽性反応を示す。 pH9 AC処理(+) 動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスコード413851扁桃:散在する腫瘍細胞の細胞質に陽性反応を示す。 pH9 AC処理(+) 希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL参照→P42-43包装 2−8℃2−8℃貯法処理方法AC研究用としてのみ使用すること141抗悪性黒色腫モノクローナル抗体(HMB45)Anti-MelanomaMonoclonal Antibody(HMB45)抗ミエロペルオキシダーゼウサギモノクローナル抗体(EP151)Anti-Myeloperoxidase rabbitMonoclonal Antibody(EP151)

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