ニチレイ 製品カタログ
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免疫組織化学染色試薬ヒストファインMIgG134βE12IgG1κDC10/5D3品名 / 略称等正常前立腺:前立腺の基底細胞の細胞質に一致して陽性反応を示す。 pH9 AC処理(+)正常大腸:粘膜の腺上皮の細胞質に一致して陽性反応を示す。 pH6 AC処理(+)参照→P42-43動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスMコード希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃処理処理方法方法AC貯法AC413721413731研究用としてのみ使用すること138抗高分子サイトケラチンモノクローナル抗体(34βE12)Anti-Keratin/Cytokeratin High M.W.Monoclonal Antibody(34βE12)特異性および抗原分布:ヒト組織中のヒトケラチン1(68kDa)、5(58kDa)、10(56.5kDa)、14(50kDa)と特異的に反応する。ケラチンは分子量(MW)、等電点(pI)により分類される。正常では、扁平上皮、導管腺上皮に反応がみられる。腫瘍では、種類によって反応が異なる。皮膚、乳房、舌、子宮頸部等の扁平上皮癌、乳房や膵臓の腺管癌、皮膚の基底細胞癌、膀胱、尿管、腎臓の移行上皮癌に強く反応がみられる。卵巣嚢胞腺癌、精巣、肺、大腸の腺癌に中程度の強度で反応がみられ、胆嚢や子宮内膜の腺癌、腎細胞癌に弱い反応がみられる。肝細胞癌、小細胞癌、膵島細胞腫、巨細胞腫、平滑筋腫、神経鞘腫、紡錘細胞癌、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫等、単層上皮由来の腫瘍には反応がみられない。前立腺腫瘍の良性、悪性の区別に役立つ。正常前立腺および良性腫瘍では、基底細胞が陽性となる。悪性腫瘍の場合は、陰性となる。ただし、良性病変でも基底細胞の不連続性が認められることがあるので注意が必要。備考:組織、細胞中のヒトケラチン/サイトケラチン1、5、10、14の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。抗低分子サイトケラチンモノクローナル抗体(DC10/5D3)Anti-Keratin/Cytokeratin Low M.W.Monoclonal Antibody(DC10/5D3)特異性および抗原分布:ヒト組織中のヒトケラチン8(52.5kDa)、18(45kDa)と特異的に反応する。ケラチンは分子量(MW)、等電点(pI)により分類される。ヒトケラチン18と反応するクローン(DC10)と、ヒトケラチン8および18と反応するクローン(5D3)の、2つのクローンから成るカクテル抗体である。正常では、全ての単層上皮と腺上皮に反応がみられる。腫瘍では、腺癌に反応がみられ、角化型扁平上皮癌には反応がみられない。備考:組織、細胞中のヒトケラチン/サイトケラチン8、18の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前に10mMクエン酸緩衝液(pH6.0)を用いたオート参照→P42-43クレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。

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