ニチレイ 製品カタログ
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免疫組織化学染色試薬ヒストファイン1F12E4IgGκ特異性および抗原分布:ヒトIMP-3 (Insulin-like growth factor Ⅱ mRNA-binding protein-3)と特異的に反応する。IMP-3は580アミノ酸残基からなるRNA結合型癌胎児性タンパク質であり、4つのK ホモロジードメインを有するInsulin-like growth factor Ⅱ mRNA-binding proteinファミリーに属している。細胞接着や腫瘍浸潤などに関与しており、腫瘍の細胞増殖や生存に重要な役割をしていると考えられている。染色は細胞質にみられる。正常では、ほとんどの部位で強い反応はみられないが、精巣、卵巣、子宮頸管上皮、腸上皮、胚中心リンパ球においてわずかに反応がみられる場合がある。腫瘍では、肺腺がん、肺扁平上皮がん、腎臓がん、胃がん、乳がん、前立腺がん、大腸がん、悪性黒色腫、B細胞性リンパ腫(ホジキンリンパ腫、バーキットリンパ腫、濾胞性リンパ腫、びまん性大細胞リンパ腫等)等、多くの腫瘍に反応がみられる。これら多種の腫瘍において転移や再発の可能性、生存率等の予後因子としての有用性が示唆されている。備考:組織、細胞中のヒトIMP-3の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。参照→P42-43品名 / 略称等肺腺癌:腫瘍細胞の細胞質に一致して陽性反応がみられる。 pH9 AC処理(+) 動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラス乳癌:腫瘍細胞の細胞質に一致して陽性反応がみられる。 pH9 AC処理(+) M希釈済抗体6mL包装 腎臓癌:腫瘍細胞の細胞質に一致して陽性反応がみられる。pH9 AC処理(+) 2−8℃貯法処理処理方法方法ACコード418151研究用としてのみ使用すること134抗IMP-3モノクローナル抗体Anti Insulin-like growth factor Ⅱ mRNA-binding protein-3 (IMP-3) monoclonal antibody

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