ニチレイ 製品カタログ
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ML1C1IgG1κ免疫組織化学染色試薬ヒストファインMM特異性および抗原分布:ヒトimmunoglobulin G4 (IgG4)と特異的に反応する。ヒトIgG1、IgG2、IgG3とは反応しない。IgGは免疫グロブリンのクラスの1つで、分子量は150kDaである。ヒトのIgGにはIgG1、IgG2、IgG3、IgG4の4つのサブクラスが存在する。ヒト組織中の正常および腫瘍性の形質細胞の細胞質に局在するIgG4を検出できるが、結合組織や血管内にみられる細胞外 IgG4も同時に染色される。IgG4関連疾患(IgG4-related disease)では、IgG4陽性形質細胞の多数の浸潤がみられる。既知の各臓器炎とIgG4関連疾患(自己免疫性膵炎、硬化性胆管炎、他多数)との区別や、各腫瘍とIgG4関連疾患(炎症性偽腫瘍)との区別に有用である。備考:組織、細胞中のIgG4の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン プロテアーゼ溶液で処理することで、良好な染色結果が得られる。特異性および抗原分布:ヒト免疫グロブリンのL鎖は、カッパ(κ)鎖とラムダ(λ)鎖の2種類に分類される。分子量25kDaの遊離型および結合型のL鎖κと特異的に反応する。L鎖λとは反応しない。正常および腫瘍組織の形質細胞の細胞質および結合組織や血管内にある細胞外免疫グロブリン、B細胞(Bリンパ球)の細胞膜と反応する。ただし、パラフィン包埋切片では、形質細胞等の細胞質の反応性と比較し、B細胞(Bリンパ球)の細胞膜の反応性は低いため、腫瘍等の指標に用いる場合は十分に注意をする必要がある。備考:組織、細胞中のヒトL鎖カッパ(κ)の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン プロテアーゼ溶液で処理することで、良好な染色結果が得られる。特異性および抗原分布:ヒト免疫グロブリンのL鎖は、カッパ(κ)鎖とラムダ(λ)鎖の2種類に分類される。分子量25kDaの遊離型および結合型のL鎖λと特異的に反応する。L鎖κとは反応しない。正常および腫瘍組織の形質細胞の細胞質および結合組織や血管内にある細胞外免疫グロブリン、B細胞(Bリンパ球)の細胞膜と反応する。ただし、パラフィン包埋切片では、形質細胞等の細胞質の反応性と比較し、B細胞(Bリンパ球)の細胞膜の反応性は低いため、腫瘍等の指標に用いる場合は十分に注意をする必要がある。備考:組織、細胞中のヒトL鎖ラムダ(λ)の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン プロテアーゼ溶液で処理することで、良好な染色結果が得られる。品名 / 略称等自己免疫性膵炎:散在してみられる陽性細胞の細胞質に一致して陽性反応を示す。プロテアーゼ処理(+)扁桃:濾胞および濾胞周囲に散在する形質細胞の細胞質に強い陽性反応を、B細胞の細胞膜に弱い陽性反応を示す。 プロテアーゼ処理(+)扁桃:濾胞および濾胞周囲に散在する形質細胞の細胞質に強い陽性反応を、B細胞の細胞膜に弱い陽性反応を示す。 プロテアーゼ処理(+)動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスコード希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃2−8℃貯法処理処理方法方法ProProPro418051HP6025IgG1κ413891413901HP6054IgG2a研究用としてのみ使用すること132抗IgG4モノクローナル抗体Anti-Immunoglobulin G4 (IgG4) Monoclonal Antibody抗カッパ(κ)モノクローナル抗体(L1C1)Anti-Kappa Light ChainMonoclonal Antibody(L1C1)抗ラムダ(λ)モノクローナル抗体(HP6054)Anti-Lambda Light ChainMonoclonal Antibody(HP6054)

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