免疫組織化学染色試薬ヒストファインL50-823IgG1κ特異性および抗原分布:ヒトGATA3(Trans-acting T-cell-specif ic transcription factor GATA-3)と特異的に反応する。GATA3は、[A/T]GATA[A/G]のDNA配列に結合する約50kDaのタンパク質で、様々な細胞において転写活性化因子として働き、発生、分化、増殖に寄与する。正常では、腎臓の遠位尿細管、大多数のT細胞などの核に反応がみられる。腫瘍では、乳癌、尿路上皮癌、皮膚の基底細胞癌や扁平上皮癌、唾液腺導管癌、傍神経節腫、卵黄嚢腫瘍、絨毛癌、ブレンナー腫瘍などの核に反応がみられる。乳癌においては、乳管癌や小葉癌で強い反応性を示し、陽性率も高い。また浸潤性及び転移性乳癌でも反応がみられる。そのため、原発性・転移性に関わらず乳癌の判別に有用である。腎細胞癌、浸潤性尿路上皮癌との区別が難しい前立腺癌や扁平上皮癌(肛門、子宮頸部)、転移性尿路上皮癌との区別が難しい肺の扁平上皮癌では陽性率が低いので、他の抗体と組み合わせることで、尿路上皮癌との判別に有用である。注) GATA3が発現している細胞では、核の他に細胞質に弱い染色がみられる場合がある。備考:組織、細胞中のGATA3抗原の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。体外診断用医薬品 P97を参照 品名 / 略称等価格は最新の「製品コード・価格一覧表」をご覧ください。 本試薬はパラフィン包埋切片用です。M:マウス R:ウサギMW:マイクロウェーブ AC:オートクレーブ T:トリプシン Pro:プロテアーゼ乳癌:腫瘍細胞の核に一致して陽性反応がみられる。また陽性反応を示す細胞の細胞質も弱く反応がみられる。 pH9 AC処理(+)動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスコード418201尿路上皮癌:腫瘍細胞の核に一致して陽性反応がみられる。また陽性反応を示す細胞の細胞質も弱く反応がみられる。pH9 AC処理(+)M参照→P42-43希釈済抗体6mL包装 2−8℃貯法処理方法AC研究用としてのみ使用すること129抗GATA3モノクローナル抗体Anti- GATA-3 Monoclonal Antibody抗グリア線維性酸性プロテインモノクローナル抗体Anti-Glial Fibrillary Acidic Protein(GFAP)Monoclonal Antibody体外診断用医薬品 P97を参照 抗グリア線維性酸性プロテインポリクローナル抗体Anti-Glial Fibrillary Acidic Protein(GFAP)Polyclonal Antibody体外診断用医薬品 P97を参照 抗グルカゴンポリクローナル抗体Anti-GlucagonPolyclonal Antibody
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