免疫組織化学染色試薬ヒストファインRR体外診断用医薬品 P94を参照 抗クロモグラニンAポリクローナル抗体Anti-Chromogranin APolyclonal Antibody特異性および抗原分布:C末端側半分のヒトクロモグラニンAフラグメントと反応するが、N末端側半分のフラグメントとは反応しない。クロモグラニン(A、B、C)は、体内に広く分布する酸性の可溶性タンパク質(分子量76−120kDa)であり、クロモグラニンAは神経内分泌細胞の分泌小胞中に存在する。また、顆粒を含有する内分泌細胞および神経内分泌細胞に由来する腫瘍の大半にも存在する。備考:組織、細胞中のヒトクロモグラニンAの染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。品名 / 略称等膵臓:ランゲルハンス島内の内分泌細胞の細胞質に陽性反応がみられる。 pH9 AC処理(+)参照→P42-43kitkitkit動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスコードGIST(胃):腫瘍細胞の細胞質から細胞膜にかけて陽性反応を示す。pH6 AC処理(+)希釈済抗体6mL希釈済抗体6mLkit包装 2−8℃2−8℃貯法処理方法ACAC412751413391研究用としてのみ使用すること124抗ヒト絨毛性ゴナドトロピンβサブユニットモノクローナル抗体Anti-Human Chorionic Gonadotropinβ subunit (HCG-β) Monoclonal Antibody 抗ヒト c- 遺伝子産物ポリクローナル抗体CD117Polyclonal Antibody特異性および抗原分布:ヒトc- 遺伝子産物(分子量145kDa)と特異的に反応する。c- 遺伝子産物はSCF(Stem Cell Factor)のレセプターであり、結合することにより未分化造血前駆細胞の増殖と分化、肥満細胞の増殖誘導、メラノサイトや生殖細胞の移動や分化が認められる。c- 遺伝子産物は、肥満細胞やCajalの介在細胞(Interstitial Cells of Cajal, ICCs)由来と考えられている消化管のGIST(Gastrointestinal Stromal Tumor)、精上皮腫/未分化胚細胞腫や肥満細胞由来腫瘍の大部分および悪性黒色腫や肺癌の一部などで発現がみられる。正常では、肥満細胞や精細管、乳管上皮、胃の壁細胞、神経膠細胞、メラノサイトの一部に発現がみられる。備考:組織、細胞中のヒトc- 遺伝子産物の染色。GISTの判別に有用。パラフィン包埋切片の場合、染色前に10mMクエン酸緩衝液(pH6.0)を用いたオート参照→P42-43クレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。kit
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