ニチレイ 製品カタログ
118/194

M4C9IgG2b免疫組織化学染色試薬ヒストファインMIgG1特異性および抗原分布:分子量55kDaの単鎖糖タンパクであるヒトCD25(別名:Tac)抗原と特異的に反応する。CD25は、インターロイキン‐2レセプター(IL‐2R)のα鎖である。IL‐2Rαは低親和性レセプターであるが、CD122(IL‐2Rβ、p75)およびCD132(IL‐2Rγ、p64)と結合することで、高親和性IL‐2Rとなる。正常では、活性化T細胞、B細胞、マクロファージなどに発現がみられる。腫瘍では、成人T細胞性白血病/リンパ腫(adult T-cell leukemia/lymphoma : ATL, ATLL)、ヘアリー細胞白血病細胞、未分化大細胞性リンパ腫、古典的ホジキンリンパ腫などに発現がみられる。備考:組織、細胞中CD25の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。特異性および抗原分布:TNFレセプタースーパーファミリーに属するⅠ型膜貫通性の糖タンパクであるCD30抗原と特異的に反応する。正常では活性化B細胞、活性化T細胞に発現がみられ、非活性型T細胞や単球にはみられない。腫瘍では古典的ホジキンリンパ腫(CHL:classic Hodgkin lymphoma)のホジキン細胞、Reed-Sternberg細胞や、未分化大細胞型リンパ腫(ALCL: anaplastic large cell lymphoma)などに発現がみられる。また、HIV、EBVなどに感染した細胞や胎児性癌、悪性黒色腫などにもみられる場合がある。染色は、細胞膜および核近傍のゴルジ野にみられる。備考:組織・細胞中のヒトCD30抗原の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いた温浴による抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。参照→P44-45品名 / 略称等扁桃:濾胞内および濾胞周囲に散在してみられる細胞の細胞膜に陽性反応を示す。pH9 AC処理(+)参照→P42-43動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラスホジキンリンパ腫:腫瘍細胞の細胞膜およびゴルジ野に一致して陽性反応を示す。 pH9 温浴処理(+)未分化大細胞型リンパ腫:腫瘍細胞の細胞膜およびゴルジ野に一致して陽性反応を示す。 pH9 温浴処理(+)希釈済抗体希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃貯法処理処理方法方法AC温浴418311JCM182コード413781研究用としてのみ使用すること6mL116CD25モノクローナル抗体(4C9)CD25Monoclonal Antibody(4C9)CD30(JCM182)モノクローナル抗体CD30(JCM182) Monoclonal Antibody

元のページ  ../index.html#118

このブックを見る