M56C6IgG1免疫組織化学染色試薬ヒストファインMMCS-1IgG3特異性および抗原分布:分子量100kDaの膜貫通型糖蛋白であるヒトCD10抗原と特異的に反応する。CD10は、common急性リンパ性白血病抗原(CALLA)と特異的に反応する。CD10抗原は、リンパ芽球性リンパ腫、濾胞性リンパ腫、バーキットリンパ腫で発現している。正常細胞・組織では成人骨髄中の未熟なB細胞やリンパ節の胚中心B細胞に発現している。また、腎糸球体上皮細胞、腎尿細管上皮細胞、乳腺筋上皮細胞、消化管上皮細胞などにも発現している。備考:組織、細胞中のヒトB細胞の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。特異性および抗原分布:糖鎖抗原であるヒトCD15抗原(X-ハプテン、LewisX、lacto-N-fucopentaose Ⅲ)と特異的に反応する。CD15は血液型抗原、分化抗原に広く分布している。腫瘍では古典的ホジキンリンパ腫の75-85%、大腸癌、胃癌、肺癌、骨髄性白血病細胞に発現がみられる。正常では成熟顆粒球、骨髄系前駆細胞、単球および星状膠細胞に発現がみられるが、リンパ球、好塩基球にはみられない。結節性リンパ球著明ホジキンリンパ腫には染まらないため古典的ホジキンリンパ腫との判別に有用である。備考:組織、細胞中のCD15陽性細胞の染色。未希釈抗体の至適希釈率・免疫組織化学染色法・・・1:25−50パラフィン包埋切片の場合、染色前に10mMクエン酸緩衝液(pH6.0)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。参照→P42-43体外診断用医薬品 P93を参照 品名 / 略称等濾胞性リンパ腫:濾胞を形成しているリンパ腫細胞の細胞膜に陽性反応を示す。pH9 AC処理(+)古典的ホジキンリンパ腫・リンパ球豊富型:散在してみられるホジキン細胞に陽性反応を示す。pH6 AC処理(+)参照→P42-43動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラス希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃−20℃貯法処理方法ACAC413461413471未希釈抗体1mLコード413261研究用としてのみ使用すること114CD10モノクローナル抗体(56C6)CD10Monoclonal Antibody(56C6)CD15モノクローナル抗体(MCS-1)CD15Monoclonal Antibody(MCS-1)L26モノクローナル抗体CD20 Monoclonal Antibody
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