MIgG1免疫組織化学染色試薬ヒストファインMIgG1品名 / 略称等大腸:管腔上皮の膜表面および分泌物に陽性反応を示す。 pH9 AC処理(+)卵管癌:卵管の導管上皮細胞の細胞膜表面および分泌物に陽性反応を示す。pH9 AC処理(+)参照→P42-43動物種 クローン名抗体のクラス/サブクラス正常甲状腺:甲状腺傍濾胞細胞に一致して陽性反応を示す。左下端には濾胞上皮層にもカルシトニン産生細胞が混在している。C241:5:1:4Rコード希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL希釈済抗体6mL包装 2−8℃2−8℃2−8℃処理方法AC貯法AC413811413821Ov185:1412091研究用としてのみ使用すること110抗CA19-9モノクローナル抗体Anti-CA19-9Monoclonal Antibody (C241:5:1:4)特異性および抗原分布:組織中のヒトCA19-9抗原と反応する。LewisaおよびLewisb血液型抗原は糖脂質や糖タンパク上のエピトープを形成する炭水化物であり、CA19-9抗原は、Lewisa血液型抗原がシアリル化したルイスA(Lewisa)5単糖である。細胞膜や分泌物中に存在し、正常では乳腺、腎臓、唾液腺、汗腺の導管、肺の気管支上皮、大腸の管腔上皮、前立腺の導管上皮に反応がみられる。腫瘍では、胃、腸および膵臓の腺癌を含む消化管腫瘍の大部分に反応がみられ、また、肺腺癌、扁平上皮癌、および小細胞癌を含む肺腫瘍全般においても反応がみられる。中皮腫では反応はみられない。備考:組織、細胞中のCA19-9の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。抗CA125モノクローナル抗体Anti-CA125Monoclonal Antibody (Ov185:1)特異性および抗原分布:ヒトCA125抗原と特異的に反応する。ヒト卵巣癌抗原CA125のコアタンパク質に発現する反復タンパク質の決定因子であり、膜貫通領域である短い細胞内ドメインと、非常に大きく多くグリコシル化された細胞外ドメインを持つtypeⅠの膜タンパク質である。MUC16としても知られている。正常では、胎児組織に多くみられ、成人組織では、アポクリン汗腺細胞、乳腺の導管等に反応がみられる。腫瘍では、大腸癌、乳癌、子宮乳頭漿液腺癌、子宮類線維腫、卵巣類内膜癌、卵巣漿液腺癌、甲状腺乳頭腫等多くの腫瘍に反応がみられる。備考:組織、細胞中のCA125抗原の染色。パラフィン包埋切片の場合、染色前にヒストファイン 抗原賦活化液pH9(コード:415201またはコード:415211→P90)を用いたオートクレーブによる抗原賦活化処理によって、良好な染色結果が得られる。参照→P42-43抗カルシトニンポリクローナル抗体Anti-CalcitoninPolyclonal Antibody 特異性および抗原分布:ヒトカルシトニンと特異的に反応する。カルシトニンは血液中のカルシウムを低下させる働きがあり、分子量約3500のポリペプチドで甲状腺の旁濾胞細胞に存在する。特発性および家族性の甲状腺髄様癌と反応する。まれに、ランゲルハンス島細胞腫瘍とも反応する。備考:組織、細胞中のヒトカルシトニンの染色。特発性および家族性の甲状腺髄様癌の同定に有用である。
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